人には「４つのタイプ」が存在しています。そのタイプに応じて、言葉も変わってきますし、言葉によって選手の理解の解釈も変わってきます。

教えている選手のタイプを頭に浮かべるだけで、どのようなコーチングをすれば良いのか？がクリアになり、ベストな言葉がスグに見つかるようになります。

人の欲求としては「新しい情報を得たい！」というよりも、「自分の話を聞いてほしい」といった欲求の方が大きいのです。

この欲求を満たしつつ、どのように僕たち指導者の「アドバイス」を受け入れ体制にしてもらうのか？といった最高の結果を生み出す「準備」ができるようになります。

「答えを教えたら選手は動く」というわけではありません。選手が動く時は「自ら気が付いた時」にチャレンジをどんどん起こすことができるのです。

自分で気付いたかのように指導する側の人間が、仕向けることによって主体的に動いてくれるようになるので、選手の成長具合が大きく変わります。

かの有名な「スティーブ・ジョブズ」や「キング牧師」など、優れたリーダーが話す内容構成は全て「Why」からスタートしています。しかし、、世の中の多くの人が行なっている伝え方は「What」からスタートしているのです。

このGS理論を「知るだけ」でも、絶大な信頼を得ることができ、子供達の成長とチャレンジする心を大きく変えていきます。

どんなに人見知りだったとしても、口下手の指導者でも、周囲の人々があなたの味方となり、そして選手たちは「自分で考えて動く」ようになります。

「知識の数」よりも「できることの数」が現実を動かしていく。このコミュニケーション術で、あなたの育てる選手たちはどんどんできることが増えていきます。

僕たち人間は、ついつい自分の主張と違っていたり、明らかに間違ってることを言われるとそれを「正したくなります」その理由としては、あるメカニズムが働き、自らの自己重要感が傷つけられると感じるからです。

この黄金４セットで日頃から、実践できるようになれば信頼を得るというレベルではなく、自然と多くの選手や人が集まっていき

あなたの味方となり「あなたのために何か協力できることはないか？」と向こうからお願いしてくるような状態になります。

僕たち指導者は、選手に指示をしたりアドバイスをしたりする目的は、最終的に、こちらの言うことを聞いてもらい修正した行動を取ってもらうことです。

この新基準のコーチング術を意識するだけで「自分のミスを修正する行動」から「自分が更に成長するための行動」へシフトし驚くほど、選手たちはやる気を出して自ら動き出し始めます。

7つのGKトーク術では、単純に「こういうふうに伝えればいいよ」というレベルでなく、僕が実際にオンライン上で相談を受けてきた2300人以上のに実践し、確実に効果を得た非常に再現性の高い手法のみをまとめ、誰もが行動に落とし込める形で紹介しています。

付録として「シュートストップ」「クロスボール」「ディフレクティング」「ディストリビューション」と言った、基本的なGK理論も掲載しているので、現役GKコーチとして活躍されてるあなたも、お父さんコーチとして未経験だけど息子の為に尽くしているあなたにも、日々の指導が加速するGK理論も掲載しています。

これまでいうことを聞いてくれなかった子供たちが、GKトーク術にある言葉をマネするだけで、自分の頭で考えて行動するようになり、選手が自ら成長していく『環境』を育てることもできます。